Google日本語入力で無変換キーでIMEをオン/オフする
前置きとしてのエピソード
ありがちな話なのですが、Steamの、とあるKOEIの古いゲーム(信長の野望 革新 PK)を購入したあと、どういうわけかゲームを起動するとキー入力をまったく受け付けず、事実上ゲームがフリーズするという問題に遭遇しました。不良品を買ってしまったのか? Windows 10はサポートしていると書いてあるのに、こんな起動直後に何もしないうちから操作不能になるバグありえる? と困惑したのですが、Steamコミュニティにはこの問題がすでに報告されていました。
いわく、Google日本語入力を使うと普通に遊べる、とのこと。
……なんじゃそりゃ。
でも、実際この対処で遊べました。めでたしめでたし。
こんな経緯で、Google日本語入力を初めて試すことになりました。変換効率いいのかな。しばらく試してみようと思っています。
本題
……ところで、標準的には、日本語IMEは[半角/全角]キーが日本語入力のオン/オフに対応しています。しかし、頻繁にオン/オフする割にはこのキーは遠くにあります。手がホームポジションを離れるので、効率が悪いわけです。そこで普段、あまり使わない[無変換]キーをオン/オフに割り当てることにしています。これ、すべての日本語ユーザー(?)にオススメです。
Google日本語入力でもこれを設定しようと思ったのですが、カスタマイズのしかたが直感的にわかりにくかったのでメモを残しておきます。
以下が標準のキー設定(プロパティ→キー設定の選択→編集)。IMEを有効化/無効化の項目でソートしてあります。
わかりにくい原因は「変換前入力中」「変換中」「文字入力なし」「直接入力」の意味がいまいちイメージしづらいことにあると思います。
結論から言うと、以下の行を追加する必要があります。
- 「直接入力」(=日本語入力モードになっていない)のときに[無変換]キーを押すと「IMEを有効化」する
- 「文字入力なし」(=日本語入力モードになっているが、文字入力していない)のときに[無変換]キーを押すと「IMEを無効化」する
設定後はこうなります。Muhenkanとあるところを追加です。
ステートマシン的な考え方をするとGoogle日本語入力の状態遷移はこんな感じでしょうか。
「直接入力」→(IMEを有効化)→「文字入力なし」→(文字入力)→「変換前入力中」→(変換開始)→「変換中」→(確定)→「文字入力なし」
日本語入力は基本的なインフラなので、細かいこだわりがある人も多いかと思います。こんなの便利だよ、みたいなコメントを頂けると参考になります。