トンガの火山噴火の衝撃波を自宅でも観測しました(M5Stick+BME280)
日本時間の2022年1月15日13時ころ、トンガのフンガトンガ・フンガハアパイという場所で大きな海底火山噴火がありました。日本でも津波のようなもの(気象庁によれば従来の津波とは違うものらしいですが)が観測されました。火山の噴火は爆発的なものなので、その衝撃波があります。7800km離れた日本でも、衝撃波が観測されました。ウェザーニュースのツイートを見てびっくりしました。
<トンガの火山噴火の衝撃波か>
— ウェザーニュース (@wni_jp) 2022年1月15日
今日15日(土)の20時から21時過ぎにかけて、日本全国で一時的な気圧変化が見られました。火山島フンガトンガ・フンガハアパイが午後に噴火した時の衝撃波が到達した可能性があります。https://t.co/p4ofQT1pC8 pic.twitter.com/yEVBFzVxCH
それで、そういえば自宅にもセンサーがあるな、ということを思い出しました。確認してみたところ衝撃波が記録されていましたので、記録を残しておこうと思います。7800kmを渡ってきた衝撃です。
センサーはM5stickとBME280でできており、30秒おきにデータをAmbientにPOSTしています。
維持していたというより正直放置してあっただけなのですが、たまたま取れていたので記録を可視化してみました。
Ambientからダウンロードしたデータを散布図としてプロットしたのがこちら。20:09ころから急に気圧があがり(といっても2hPaに満たないくらいですが)、下降し、落ち着いたのが22:00過ぎといったところ。途中気圧が乱れているところもわかります。
ちょっと計算
今回の衝撃波は7800kmを約7時間で伝わったことになり、速度は1,114km/時です。地球1周は40,075kmだそうなので、地球を反対周りに伝わってくる衝撃波は32,275kmを旅してくることになります。速度が変わらないならば(ホントは気温や気圧で変わるでしょうが)、29時間で届くことになります。つまり、本日の18時くらいですね。それが観測できるかどうか、確認しようと思います。
追記
地球を大回りしてくる衝撃波らしいもの、見えませんでした。