ドラゴンクエスト1(1986)
子供のころ、やりたくてもできなくて、そのまま大人になってしまった心残りってないでしょうか。
お菓子の箱買いとか。一日中ゲームで遊ぶとか。
ドラゴンクエスト1は、友達のうちで断片的に遊んだゲームでした。一度通しで遊んでみたかったんです。
何十年もたって心残りをひとつ消化しました。
敵がラリホーを唱えると必ず眠ってしまうとか。
一人で冒険しているので眠らされるとそのまま死んでしまうこともあったりとか。
ランダムに偏りが感じられて一歩歩くごとに敵と遭遇したりとか。
LV感にギャップがあってメルキドに全然たどり着けなかったりとか。かげのきし強すぎ。
ベギラマをせっかくおぼえてもそのころの敵には効かなかったりとか。
理不尽仕様も散見されますが、レベルが上がるごとに着実に「強くなった! 強敵に勝てるようになった!」と実感できたりして、RPGを日本に紹介するきっかけとなったソフトとして、最初から最後までちゃんと遊ばせてくれる良作だと思います。インターネットのない時代でも、なんとか自分で手探りでクリアが可能です。