(NHK)MEGAQUAKEⅢ 巨大地震
MEGAQUAKEⅢ 巨大地震 第一回 次の直下地震はどこか ~知られざる活断層の真実~
ご存知の方も多いと思いますが、地震の恐ろしさを啓発するための番組シリーズです。シリーズ三作目ですから、やはりこれまでの放送に対する反響も大きいのだと思います。いま、始まって30分経ったところなのですが、これまでのところ、役に立つ情報がないというのが率直な感想です。
私にとって役に立つ情報とは、地震に備えて何をするかということです。被害を受けないようにしたり、あるいは減らしたりするために。番組が始まってからまだそのような情報はひとつもありません。男性の深刻そうな声色のナレーションで、恐ろしさをあおるばかりです。特に3.11で怖い思いをした人は、いまさら強調されなくても、よくわかっていると思うのですが。
ニュージーランドの地震ではこれまで知られていなかった断層が動いたということが説明されています。番組の目的としては、日本にも未知の活断層があるに違いない、と認識してもらうことでしょうし、きっと科学的な事実だろうと思いますが、すでにその可能性は指摘されてきたことですから、新鮮味はありません。
また、特に番組の初めの部分では、どうしても過去の刺激的な録画を繰り返し流して注目を集める手法が使われるけれど、それ自体は情報ではないわけです。番組を見る人は、偶然このチャンネルを観た人を除いては、すでに地震の恐ろしさを知ってチャンネルを選んだわけだから、そればかり放映することには情報的価値はないのです。
こういう回りくどい番組構成が、インターネット時代のスピードからするとイライラの原因になるように思います。
いま番組が終わったところですが、どうやら活断層の恐ろしさの啓発が目的だったようで、結局防災や減災に役立ちそうな情報はありませんでした。以前使った映像の使い回しが多かったので、途中、これって再放送なのかなと勘違いしてしまいました。もう少しコンパクトにまとめてもよいのではないかなと思いますが、あまり詳しくない人向けだったのかな。
3.11のとき私は東京都内にいたんですが、強い余震が毎日続いて、正直なところ心臓がつらかったです。私にとっては救心を持っていたのが心強かったので、肝っ玉が弱いと自覚している方にはいいかもしれません。一般の薬局で買える睡眠導入剤も買ったのですが、そちらは結局使わずじまいだったので、役に立つかはわかりませんでした。
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