日記とか、工作記録とか

自分に書けることを何でも書いてゆきます。作った物、買ったもの、コンピュータ系の話題が多くなるかもしれません。

オキシメーター dretec OX-101WTDI

前置き

しばらく前のことになりますが、ネット将棋を遊んでいたときに、視界が異常な状態になりました。盤面の駒の一部が、盲点の実験をしたときみたいに見えなくなっていたのです。注目している駒は見えるのですが、そのすぐ右下のマスの駒が見えず、おかしいなと思っていろいろ試してみたところ、視界の右下あたりが見えなくなっていたのです。

不思議なもので、この「見えない」というのはまっくらなわけでも、何も無いわけでも無くて、ちゃんと空きマスになっているように見えるのです。おそらく実際には脳に情報は届いていないのですが、脳のオートコンプリート機能が働いて「だいたいこんなもんでしょ」的な補完をしているのでしょう。

脳がおかしいのか?と不安にかられ自分の右手を視界の右下(4時の方向あたり)で振っても手があるように見えない、という状況で、相当慌てました。病院で相談する頃には回復していて、結局明確な原因はわからず。医師の話では血圧が上がると脳の酸素が充分に供給されないことがあり、酸素不足になった脳が一部おかしくなったかもしれない、ということでした。眼の中も検査しましたが特に異常は見当たらず。

ともあれ、大事には至らずに済んだのですが、それ以来ネット将棋はやりづらくなってしまいました。将棋ウォーズのような時間の短い将棋だとどうしても熱く集中してしまいます。どうしたものかなぁ、ともやもやしているのですが……

探しもの

自分が集中したときにどんな状態になっているのか知る必要があると思って調べたところ、パルスオキシメーターというものがあるのを知りました。指先に装着する小さな機械で、血液の酸素量と心拍数を調べることができます。こんなものです。
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本体は洗濯ばさみのような形状になっていて、指を挟んで使います。
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指を挟んだら、表面の小さなボタンを押すと計測が始まります。表示されるまでは7~8秒くらい。
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95と表示されているのが、ヘモグロビンと酸素が結合している割合です。通常は96から99の間で、90を下回るのは良くない状態ということです。私は素人なので専門家の情報にリンクしておきますが、ともかく、素人でも計測するのは簡単です。

よくわかるパルスオキシメーター 日本呼吸器学会

https://www.jrs.or.jp/uploads/uploads/files/guidelines/pulse-oximeter_general.pdf

実際に酸素飽和度を測ってみる

私の場合、おとなしくしていると97くらいの数値になっています。呼吸を止めると、60秒かからず85~88位の数値に落ち、それ以上は呼吸をがまんできなくなります。確かに酸素が足りないと数値が悪くなるみたいです。指を挟んでいる間はずっと動き続けるので、10分くらい継続して測ってもたいしたことはありません。

この機種は簡易的な物なので測るだけですが、高価なものだとスマホで記録をとることなでどもできるみたいです。

私の場合、ずっと集中して頭を使っていると、92くらいまでは落ちてくることがありました。集中しすぎて呼吸が止まっているのかもしれません。一般には、標高の高い登山をする場合に、高山病の危険を判断できるようこれを装備に入れておく、という話があるようです。確かに邪魔にならない大きさ、軽さなので気軽に持って行けます。