Logicool G602マウスの修理(ゾンビのように復活編)
やっぱり諦めきれずなんとかしたい
Logicool G602マウスのチャタリングノイズの修理ですが、既設のスイッチがうまく外せず、強引にニッパで脚を切断したら脚だけ残ってしまい…… という惨状になっておりました。基板には1mmくらいの厚みがあり、その中に短い脚が残り、ハンダと一緒に穴をふさいでいる状態です。
惨状(脚とハンダが穴をふさいだ状態)
ベンチで控え状態のスイッチ
しかし何とかしないとせっかく買ったスイッチに出番がありません。方法は無いものかと試行錯誤しました。
迎え塩、ならぬ迎えハンダ
ハンダ吸い取り線が穴の中までは届かないため、吸い取る力が働かないのだと想像し、ここまできたらだめで元々、ということで、いったん穴をハンダで埋め、もう一度吸い取る作戦にしました。こんなんでうまくいくものかなぁ……
結果
こんなにうまくいくとは思いませんでした。あっさり抜けました。やっぱり技術力ってのはWebを読んでも身につきませんね。いろいろ試してみないとね。
復活のマウス
ここまで来たら後は簡単、かというとそうは問屋が卸しません。このスイッチはすぐ隣に別のパーツが並んでおり、ちゃんとぴったり基盤にくっつけないと、クリックするときに間合いがしっくりきません。
完成図(分解前に撮影したもの)
1mm浮いても致命的です。実は最初少しだけ浮いた状態でくっつけてしまい、組み立て後に左クリックができない状態になりました。もう一度ハンダを吸い取り、しっかり差し込んでスイッチを押さえてからハンダ付けをしなおしました(ハンダ付けのときは腕が3~4本欲しくなるのですがみんなどうしているのでしょう)。
光学マウスなのでプリズムが入っているのですが、この位置がぴったりとは固定されておらずあそびがある状態でした。これが微妙ですが、新しく購入した方のG602を見ながらプリズムの位置合わせをしたところ、マウスカーソルが動くようになりました。
まとめ
単純に小さなスイッチを一つ交換するだけ、と思ったのですがやってみると難しいものです。見るのとやるのでは大違いですね。7000円くらいする結構高いマウスなのでやった甲斐がありました。ハンダごてと台、吸い取り線、ハンダを買うと安いマウスが充分買えてしまいますが、ノウハウも身についたし、充分見合った価値がありました。
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