日記とか、工作記録とか

自分に書けることを何でも書いてゆきます。作った物、買ったもの、コンピュータ系の話題が多くなるかもしれません。

Raspberry pi 2 + ありふれたUSB Webcam

ラズパイにつなぐ物がなくなってきていたのですが、ちょっと調べてみたら普通のUSBカメラがつながることがわかりました。以下公式サイトの情報です。

Using a standard USB webcam - Raspberry Pi Documentation

なるほど、Raspberry pi専用のカメラを購入しなくても、そういう方法があるのね…… ということで以前から持っている古いUSBカメラをつないでみることにしました。Logitech QuickCam Pro 4000です。10年以上前に買った物だと思います。発売元のLogitechにも製品サイトはなくなっていました。

QuickCam Pro 4000 - Logitech Support

つないでみたところ、カメラはすんなり認識されました。USBポートに接続した物を確認するときはlsusbコマンドです。★のところに表示されていますね。

pi@raspberrypi:~$ lsusb
Bus 001 Device 002: ID 0424:9514 Standard Microsystems Corp.
Bus 001 Device 001: ID 1d6b:0002 Linux Foundation 2.0 root hub
Bus 001 Device 003: ID 0424:ec00 Standard Microsystems Corp.
Bus 001 Device 004: ID 056e:4008 Elecom Co., Ltd
Bus 001 Device 005: ID 046d:08b2 Logitech, Inc. QuickCam Pro 4000 ★
pi@raspberrypi:~$

上のラズパイ公式サイトにある内容に沿って簡単にソフトウェア(fswebcam)をインストールします。これもすぐ終了。

pi@raspberrypi:~$ sudo apt-get install fswebcam
パッケージリストを読み込んでいます... 完了
依存関係ツリーを作成しています
状態情報を読み取っています... 完了
以下のパッケージが新たにインストールされます:
  fswebcam
アップグレード: 0 個、新規インストール: 1 個、削除: 0 個、保留: 4 個。
52.3 kB のアーカイブを取得する必要があります。
この操作後に追加で 141 kB のディスク容量が消費されます。
取得:1 http://mirrordirector.raspbian.org/raspbian/ wheezy/main fswebcam armhf 20110717-1 [52.3 kB]
52.3 kB を 1秒 で取得しました (42.0 kB/s)
以前に未選択のパッケージ fswebcam を選択しています。
(データベースを読み込んでいます ... 現在 96057 個のファイルとディレクトリがインストールされています。)
(.../fswebcam_20110717-1_armhf.deb から) fswebcam を展開しています...
man-db のトリガを処理しています ...
fswebcam (20110717-1) を設定しています ...
pi@raspberrypi:~$

公式の情報に従ってまずは一枚パシャリ(いえ、シャッター音はしません)。

pi@raspberrypi:~$ fswebcam image.jpg
--- Opening /dev/video0...
Trying source module v4l2...
/dev/video0 opened.
No input was specified, using the first.
Adjusting resolution from 384x288 to 320x240.
--- Capturing frame...
Captured frame in 0.00 seconds.
--- Processing captured image...
Writing JPEG image to 'image.jpg'.
pi@raspberrypi:~$

こんな感じになりました。画像が昔風になってしまっているのは古いカメラのせいでしょうか。

f:id:WindVoice:20150823194302j:plain

man fswebcamでコマンドのオプションを確認すると、大きな画像ファイルにすることもできました。

pi@raspberrypi:~$ fswebcam --timestamp "%Y-%m-%d %H:%M (%Z)" -r 640x480 image.jpg
--- Opening /dev/video0...
Trying source module v4l2...
/dev/video0 opened.
No input was specified, using the first.
--- Capturing frame...
Captured frame in 0.00 seconds.
--- Processing captured image...
Setting timestamp "%Y-%m-%d %H:%M (%Z)".
Writing JPEG image to 'image.jpg'.
pi@raspberrypi:~$

f:id:WindVoice:20150823194508j:plain

オプションの変更で画像下にある文字列を消したりすることも簡単にできます。

今回は全く予算をかけずに古いUSBカメラだけで簡単な実験をしました。動画撮ったり、以前遊んだApache Alike+OpenCVで画像認識させたりして遊んでみるのも面白いかもしれません。何か応用を考えたいなぁ……

Raspberry Pi カメラモジュール Raspberry Pi Camera Board

Raspberry Pi カメラモジュール Raspberry Pi Camera Board