電王戦 第5局 三浦弘行 vs GPS将棋
昨日の将棋 電王戦 第5局は、ニコニコ動画でおおむね最初から投了まで見ていました。三浦八段の正面に正座していた奨励会の三浦君があくびしたのも見ていました。
将棋は正直強くないので、見ていても戦略がどうとかどちらが有利とかよくわかりませんでした。終盤まで、GPS将棋の玉が攻め込まれることはありませんでしたから、そういう意味ではずっとコンピュータが有利でした。攻め切れになり、その時点で三浦八段が大きく優勢になることを期待してみていたのですが、トップ棋士にとってもコンピュータは相当手ごわく、もうかなわなくなりつつあるように見えました。
谷川九段のコメントを参考にすれば、第三回電王戦の開催も十分にありそうではありますが、今後の観戦は、はたして人間がコンピュータに勝てるか?一矢報いることができるか、という観点になってしまいそうです。進歩のスピードは明らかにコンピュータのほうが速く、早晩、一流棋士でも全く勝てないレベルになってしまうかもしれません。
コンピュータが社会の隅々にまで使われるようになった現代では、人間の仕事ってなんなのだろうなと時々考えます。これまで、機械が力仕事を不要にし、単純労働を減らし、膨大かつ定型的な計算処理も任せられるようになりました。人間がやっている仕事は、人間を相手にするコミュニケーションに関する仕事、アートなどの創造的な仕事、そしてコンピュータを作る仕事などに限られてきています。
あとの人間の役割は、もっぱらお客さんとしての役割です。
コンピュータは、お客さんになることだけはできないのではないかと思っていますが、これは考える価値のあるアイディアでしょうか。さて……
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