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鳥インフルエンザの情報収集

今中国で発病者が増えている鳥インフルエンザA(H7N9)について、ちょっと時間をかけて調べてみた。なるべく信頼できそうな公的なサイトを選んでいます。ニュースサイトは即時性はあるのですが、あまり詳しくなくて、事実は多いですが対策にはあまり役に立ちませんので、感染対策に注目してまとめます。情報は4/14現在のものです。

 

全体的には、今のところ中国の該当地域にでかけて積極的に動物(特に鳥類)と触れ合ったりしない限りは、危険性はあまりなく、もちろん鶏肉等は火を通して食べる限り問題ないと思われます。今後ウイルスが変異してヒトからヒトへ容易に感染するようなことにならない限りは、とりあえず心配はなさそうです。

①厚生労働省

  • これまでのところ、ヒトからヒトへの感染は確認されていない。
  • 国立感染症研究所では、ワクチン株の製造準備を行っている。
  • 中国の発生地域を訪れる人は、不用意な動物との接触を避けるべき。
  • 日本国内の医療機関には、中国の発生地域から帰国し10日以内に肺炎が疑われる症状のある場合は、保健所へ連絡するよう連絡している。

②国立感染症研究所

  • 鳥インフルエンザのうち、H7N2やH7N3、H7N7のヒトへの感染はこれまでも時折発見されてきたが、H7N9型は最近初めて報告されたもの。
  • 症状としては、重症肺炎、発熱、咳、息切れ
  • ウイルスは(鳥類だけでなく)哺乳動物の細胞に結合する能力と、鳥よりも体温が低い哺乳類の通常の体温で増殖しうる能力を持っている。
  • 今のところ、ウイルスは上海のハトから見つかっている。ヒトにどのように感染したかはわかっていない。
  • どのように防ぐか?:明確でない部分もあるが、一般的な方法として、手洗いと咳エチケットをするのが賢明と思われる。
  • 通常の鶏肉をよく調理して食べることは問題ない。70度以上に加熱されるとウイルスは不活化する。ただし、病死の動物、病気の動物を食べてはならない。
  • 感染者のでた地域で動物に接触したり、動物のいる市場や農場を訪問することは避けるべき。
  • ワクチンは現在ないが、開発のための候補株を選ぶ作業が行われている。
  • H7N9にはノイラミニターゼ阻害剤(オセルタミビル、ザナミビル)として知られる抗インフルエンザ薬が有効と思われる。しかしまだ投与した経験はない。
  • 今のところ、中国に旅行することまで止めるほどではない。貿易を制限する必要も現時点ではない。

③日本政府(PDF)

  • 感染が確定した人:38名、うち死亡者10名
  • 濃厚接触者:760名以上
  • 発生地域は上海市江蘇省安徽省、浙江省
  • 鳥の殺処分などの感染を広げないための処置がとられている