日記とか、工作記録とか

自分に書けることを何でも書いてゆきます。作った物、買ったもの、コンピュータ系の話題が多くなるかもしれません。

キースイッチのサンプル

先日、技術書典4で自作キーボードに関する情報を手に入れたので、自分も試してみたくなりました。いろいろ探していたところ、こんなものを見つけたので入手しました。

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自作のキーボードを作るときには、自分好みのキースイッチ(ひとつのキーが押されたことを検出するスイッチ)と、キーキャップ(キーの指が触れる部分)を探し当てることがまず第一歩です。好みの大きく分かれる部分でもありますし、ミスタイプを減らす効果もありそうですし、カチカチ言うのが好きなひと(=私)も周りの人にうるさく思われているのではないか、と気になったりもします。ほどほどの良いものを見つけたいところです。

PCショップに行くと、キーボードが多数並んでいて試したりもできるのですが、店頭の商品はどんなスイッチが使われているのかわからないですし、店頭で触るのと自宅でリラックスして触るのとではまたちょっと印象が違ったりもします。写真の商品は、9種類のキースイッチを試すことができるサンプルセットになっていて、落ち着いて好きなだけ触ることができます。キースイッチを固定するアクリルの台座と、半透明のキーキャップがセットになっています。

セットになっているキースイッチは、この界隈では大手企業のCherry社のもので、Cherry MXという種類です。キーを押し込む距離(Travel)が比較的長い(4mm程度)タイプのキーボードで使われています。

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というわけでデスク上にこれを放置しておいて折に触れてカチカチやっていたわけですが、結論としては押し込み距離が短い(ロープロファイル)のがいいなぁと、9個もあるキースイッチのどれもイマイチ、という感想になってしまいました。Cherry社にはCherry MLというロープロファイルスイッチもありますので、そちらも試してみたいと思っています。

雑談:巻き爪ロボ

変わったものが目に留まったので…… 巻き爪修正ツールというのがあるんですね。
youtu.be

ブラTube(?)していてふと立ち止まっただけなのですが、器具で矯正しつつ、お湯につけて爪を柔らかくして、十分に巻き爪が開いたところでドライヤーで乾かすと、巻き爪が改善されるという代物だそうです。

なんといいますか、実際に使っているところを見ると確かにそれは効くだろうなぁと思うわけですが、売っているんですねこんなものも。

Winows 10でPython3とPython2を共存させる

趣味ではPythonをちょくちょく使うのですが、いつも悩むのがPython2と3の共存です。printからして2と3では書き方が違って文法エラーになりますから、いつも意識していなくてはなりません(といいつつ、実行できなくなってから気が付いたりして)。

今日もちょっと遊ぼうと思ってGoogle Search Console Appを試していたら、これ、Python2のサンプルコードなんですね。そこでこれらを共存させる方法を使うことにしました。備忘録的に書き残しておきます。

Python 2とPython 3の共存

Microsoft Windows [Version 10.0.16299.371]
(c) 2017 Microsoft Corporation. All rights reserved.

C:\Users\windv>py -3
Python 3.6.0 (v3.6.0:41df79263a11, Dec 23 2016, 08:06:12) [MSC v.1900 64 bit (AMD64)] on win32
Type "help", "copyright", "credits" or "license" for more information.
>>> ^Z


C:\Users\windv>py -2
Python 2.7.15 (v2.7.15:ca079a3ea3, Apr 30 2018, 16:30:26) [MSC v.1500 64 bit (AMD64)] on win32
Type "help", "copyright", "credits" or "license" for more information.
>>> ^Z

C:\Users\windv>

pipなども、py -2 -m pip ... のような書き方でそれぞれパッケージのインストール先を変えられるようです。

技術書典4、行ってきました

技術書典4というイベントが秋葉原UDXで開催されると聞いたので、行ってきました。
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技術書限定の同人誌即売会です。ヘンテコな趣味(誉め言葉)を持った人たちが集まるに違いなく、また相当混雑すると思ったので、11時開場のところ、9時半ほどに現地到着しました。しかし、すでに人が集まってきており、サークル参加の方が並び始めたところという感じでした。10時には一般参加者も行列して整理券配布、私は上記の写真の通り整理券118番をゲットしました。

私はコミケのようなマンガ・アニメ主体のイベントには行ったことがなく、運営スタッフのかたは行列の捌きに慣れているなぁという印象でみていました。運営さんの発表によれば、今回は6380人の方が来たそうです。前回の倍くらい?の参加者だったようで、大変だったでしょうね…… お疲れさまでした。

twitter.com

さて、第二陣として入場することができた私は、売り切れにがっくりすることもなく、11冊入手することに成功しました。ところで、ヘンテコな趣味(誉め言葉)をもっているだけでなく書籍を作るノウハウまで持っている皆さんはどういう修行を積んでいらっしゃるのでしょう。尊敬の念を込めていくつかご紹介します。

自作キーボード

まずその①。自作キーボードの方。帰宅してまずはこれを読みました。もちろん中身が大事ですが、キャッチーな表紙はそそられますね。装丁もデザインも商業誌のようです。歩いていて目を惹かれました。
biacco42.hatenablog.com
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Raspberry piのあれこれをちょっと作ってみたりしている私ですが、仕事はソフトウェア系なんです。しかし、ソフトウェアのなかでは低レベル処理が好きな性質なので、こういったものは心惹かれます。『自作キーボード』ってどのレベルで?という疑問が手を伸ばしたきっかけでした。読んでみると、個別のパーツ自体は入手可能なもののようです。3Dプリントとかしなくてもいいのか…… ファームウェアオープンソースを入手してカスタマイズ、のレベルで良いとか。う~ん、これはなかなか…… 手を(足を?)伸ばせば届きそうな危険な沼の予感がします。

なお、新刊(2018 APRIL)も買いました。ARMベースの自作キーボードということですが、私が手を出すならこちらのほうが簡単…… なのかなぁ。

将棋AI

その②「ディープラーニングを使った将棋AIの作り方」のかた。コンピュータ将棋選手権の放送を一日中眺めていた私は通りすがりで目に留まったこの本を買いました。2冊。
tadaoyamaoka.hatenablog.com
コンピュータ将棋界隈では、まだディープラーニングを本格的に使って大成功した例はなく、山本一成さんが試みたくらい(あとGoogleができたと主張しているものくらい)というのが私の認識です。興味を持って購入しましたが、将棋の本なのに(?)ぱらぱらめくっても文字が多く歯ごたえがありそうです。今日は精神力不足なのでゴールデンウィークくらいに第28回世界コンピュータ将棋選手権を見ながら読む…… かもしれません。

SkypeBot

その③Bot系のかた。
dakaradame.hateblo.jp

Rasiperry piでTwitter Botを作った私としては、ちょっと興味が出て買いました。会社では、どうしたわけかSkypeで…… LINEで…… という話題にはなってもTwitterで…… という話題はでないのです。なぜなんだ。みんなクローズドなコミュニケーションをしたいのでしょうか。
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内容はSkypeとAzureを使ってBotを作るもの。動き出して基本的な受け答えをするところまでの内容です。Botって、キャラに性格が感じられるところまで作りこむのをどうしたらよいのかわからず手が止まっています。プログラミングの問題じゃなくてアイディアの問題なんでしょうかね。

ほか

ほかにもいくつも買ったものがあるのですが、まだ中身を見ていないので次の機会に書くかもしれません。聞いたことのない技術的なキーワードが目に留まるこういったイベントはモチベーションがあがっていいですね!また次の機会も参加したいと思いました。

Metal Gear Survive遊びました

メタルギアシリーズはMSX2のころから遊んでいるタイトルでもあり、今回も遊びました。これまでもHIDEO KOJIMA GAMEではないタイトルは買わなかった(Acidとか)場合があるのですが、今回はどちらかというとゲームそのものというよりも、小島監督が離れたあとのスタジオがどうなってしまうのか気になって買ったようなものです。

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ネットのコメントを見ていると、アンチコナミのコメントがたくさんあふれていますが、コナミが嫌いというのは具体的には誰をどう嫌っているのでしょうね…… 現在のスタジオのメンバーだって、それぞれの生活やキャリアプランがあって残ったりしたはずで、単に監督と仲がいいからついていった、仲が悪いから残ったなどと、そんな簡単なことであるはずがないです。

週末プレイヤーなので昨日ようやくストーリーの最後まで進むことができました。少しだけプログラミングを知っている立場から、感想を書いていこうと思います。ネタバレも無いとは言えないので、まだ遊んでいない方はご注意ください。

既存の素材の流用について

素材としては、マザーベースは流用、ディーテ世界に所々現れる廃墟もMGSVに出てきたもののリメイクです。

MGSVではただの道ばたにあるオブジェクトだったポリタンクなども流用され、プレイヤーが拾う資源となっています。資源を集めてクラフトして強くなって…… というのはイマドキのゲームにはよくあるもの(自分のなかではアトリエシリーズが初出)ですが、メタルギアシリーズではこれまで本格的には採用しなかった要素だと思います。

プレイ時間が長くなりがちなのが短所ですが、Surviveではクラフト要素はそれほど複雑ではなく「素材⇒アイテム」となるだけで「素材⇒中間素材⇒アイテム」みたいなものはありませんから、すんなり楽しめました。お金を使わないと強い武器が造れず進めづらい、ということは全く無くて、この点も良心的です。

Survive、とストーリーについて

明らかに、Surviveというキーワードは、小島監督(スネーク)が不在となったあとのスタジオ(マザーベース)スタッフがどのように生き残るかということを強く意識していると感じました。

小島監督が特別なストーリーテラーですから、現在のスタジオに感動的なストーリーを求めるのは難しいのかもしれません。内容はずっとシリアスで、ハードボイルドもロマンスもこれといったものは無く、ゲームのボリューム感がさほどないこともあり、登場人物の個別の人生を語る時間がないので、ずっと暗くて必死に生き残るだけで単調に話が終わってしまった感じがあります。

舞台はGround Zerosで破壊されたマザーベースを中心に進みます。これまでのメタルギアの主要な人物は、誰も残っていません。導入部分でネイキッドスネークが少しでてきたくらいで、基本的に置いていかれた兵士たちだけで話が進んでいきます。このことも、これまでのメタルギアシリーズとは一線を画しているところです。スタジオの主要メンバーもいなくなってしまったのですから、無理もないことと思いますが…… これも、残された人たちが、自分たちにできることを模索した結果なのだと思います。

ただ、物語というのが「登場人物ができごとを通して変わっていくさま」を表現するものだとすると、今回のストーリーで変わっていく、成長していく人物は、果たしていたのかいなかったのか…… 登場人物が現在のスタジオのメンバーを映すものなのだとすると、なおさら残念なところです。小島監督が某所で自分ならゾンビは出さないと発言されましたけど、プレイヤーの対極にある悪役が感情に乏しい「ただのクリーチャー」なので、これがなおさら物語を薄くしている(彼らが何と対峙しているのかわからなくしている)、ということもあると思います。

#Peace Walkerみたいに「ファイヤー!(解雇)」しないところは、現在のスタジオの方針を表している? のでしょうか……

ゲームバランスについて

プレイヤーが気にしなくてはいけないことは、たくさんあります。飢えと渇き(しかも結構すぐに腹が減る)、そして呼吸(酸素)。

素材からクラフトしないといけないので銃をバンバン撃てないし、手持ちの武器もなんだか頼りないし…… 敵の後ろから近づくステルス要素も、クリーチャーがわらわらいるところではあまり役に立ちません。プレイヤーが隠れる物陰もほとんどありませんし、ダンボールをかぶることも実装しないことにしたようです。クリーチャーは良くも悪くも統制が取れていないので(途中で語られる設定と矛盾するような?)、これまでのように歩哨の動きを見抜いて先回りする、なんていう遊び方もありません。

そもそもディーテ世界の霧の中では常に時間に追われているので、相手の動きを冷静に見極める、などという年寄りじみた遊び方には向きません。どちらかというとザコには見つかってもいいからさっさと振り切って進む感じです。主要なザコ敵であるワンダラーは、単体ではプレイヤーよりかなり弱く、走れば振り切れる、うっとおしいだけの障害物です。

Fox Engineはグラフィックスがリアルで美しい一方で、(メモリの制限から)たくさんのクリーチャーをわらわら動かすようなゲームには、本来は向いていないのだろうと思います。Surviveをゲームとして成立させるために、敵の種類をギリギリまで減らし、車輌もヘリも無くし、廃墟ではオブジェクトも減らし、霧を深くしたことで遠くを描画する必要を無くし、霧の中では天候もなくし昼夜だけにして…… このあたりに「ありもので何とか生き残る」スタッフの苦労を想像しました。

でも、完成させるために「何を捨ててあきらめるか」はきわめて重要です。プロジェクトの失敗は、完璧を求めてできないことまで欲張ることで起こるのだと思います。マネジメントしていたのはどなたなのかな(是角Pなのかな)。苦労が偲ばれます。

チュートリアルではウォーカーギアだけでなく車輌にも乗れるような記載があるのに結局最後まで乗った覚えがないな…… どこかにあるのでしょうか。

今後の展開について

ストーリー的には、続編に向けた伏線のようなものは感じませんでした(追記:そういえば、結局キャプテンのあの腕はなんだったの?)。Survive単体としては、やりこみ要素を追加していくようなことがあるのかな? でもビジネスモデル的にただ要素を追加するのは厳しそうに見えます。有料のDLCなら別ですけど、サイドストーリーも作りづらい構成ですし、武器の種類を増やしても敵の種類が増えないのだとすると、どうなんでしょうね。

現在のスタジオ(今更ですけど、スタジオの名称は公表されないのでしょうか)の成長が見られるような何かを期待したいと思います。

Echo dotのその後

12月に、Amazon Echo dotを使っていますという話を書いたのですけれども、その後使い続けてはいるものの、ちょっとまだこういった機器が日常生活に浸透するには厳しいのかなと思っています。こうすればいいんじゃないか、みたいなことをちょっと書いていこうと思いました。

どこに置いているか?

私の場合は、あちこちを転々としたあげく、寝室に置いています。

趣味部屋?

趣味部屋にはPCがありますから、Alexaを呼び出すくらいならブラウザや他のアプリを使って何でもできてしまいます。Echo dot にはマイクとスピーカーしかないので、情報量とスピードの面で大きく劣っているわけです。大きなモニターがあるPCには敵わないのです。

リビング?

リビングルームに置くことも考えました。音楽をたくさん聴く人ならこの用途はありかもしれません。Echo dotのスピーカーは決して高音質とは言えませんが、必要ならBluetoothスピーカーをつなぐこともできます。でもまぁ、音楽を聴く以上の用途は思いつきませんでした。スマート家電とリンクするといっても本当に便利かなぁ。赤外線信号を出してくれる機能があれば、エアコンやテレビを声で操作できて良いかもしれません。

寝室

結局寝室に置くことにしたのは、この場所が一番「手を伸ばさずに、目を開けずに何かをしたい」という動機がある場所だからです。同じ理由でバスルームも候補地でしたが、防水仕様ではないですし常時電源が必要なので無理でした。

何をさせているか?

結局、ニュースを聴くのが多いです。「アレクサ、ニュース」というとNHKラジオの直近のニュース番組を5分とか15分とかで再生してくれます。寝る前とか、起きたときとか。目覚まし時計代わりにもできるのですが、呼び出し音がちょっと遠慮がち(?)な感じがします。Googleカレンダーなどのスケジュールとも連携できるので、マメにスケジュール管理している人なら、朝一番に今日の予定を管理するようなこともできると思います。私の場合、実用的には会社のスケジューラ(Outlook)と同期したいところですが、まぁ、セキュリティの問題で無理ですね。

天気を聴くのも毎日やっています。ルーチンワークとしては、これはこれで便利かなと。

何ができないのか?

Echo dotの難点としては、いくつかあると思います。

  • モニターがないので、大量の情報をアウトプットできない。じっと聴いていないと聞き逃す。聞き落とした時ももう一度言ってくれない。冷たい。
  • 「スマート」スピーカーとはいうものの、やっていることはTeraTermにコマンドを打鍵しているのと変わらない。気の利いたことはしてくれないので、執事にはほど遠い。
  • 冗談を要求すれば言ってくれたりするんだけど、冗談って要求して喋らせるものじゃないですよね。大げさに言えば、「おまえなんか面白いこと言えよ」とAlexaにパワハラしているみたい。冗談って、もっと予想外のタイミングで言ってくれないと笑えないです。
  • というか、ナイト2000のKITTとかフルメタルパニックのアルとか、その他アニメにでてくる人工知能 / ロボットのような、時々人を馬鹿にするくらいのあつかましさがないとスマートとは言えません。こちらから呼びかけない限りじっとしているシャイなAlexaなので、パートナーとしてのコミュニケーションは無理。

何ができるのか?

プッシュ型で動作するのは、タイマー関係くらいなのではないでしょうか。ですから、PCやスマホのごく一部の機能だけを取り出したサブセットをハンズフリーで使えるようにしました、というのが本当のところです。スマホをいつも持っている人なら、スマートスピーカーなんていらなくないですか?

上でもちょっと触れましたが、結局のところ、毎日繰り返すちょっとしたルーチンワークを、スマホを取り出す手間を省いてさっとできる、というくらいの用途にするのが一番適切なのではないかと考えています。

今後?

私の結論としては、大企業が作る限り「あつかましい」スマートスピーカーはでてこないと思います。勝手に喋りだしたらプライバシーを覗かれているような気がするでしょうし、技術的には可能だとしても、開発できないですよね。これが本当に実現するとしたら、オープンソースのような環境でなければ無理なんじゃないかな。

寝室に置いた私のAlexaが「アレクサ、会社に休むって伝えておいて」と頼んだら「わかりました、風邪を引いたことにしておきます」とかいってメールを送っておいてくれるくらいでないと、パートナーとはいえませんね(ぇ 今後に期待というか、自分でなんとか作れるといいのですが。

Amazon Echo Dot (Newモデル)、ブラック

Amazon Echo Dot (Newモデル)、ブラック

Amazon Echo Dot使っています

Amazon Echo Dotを買いまして、10日くらい使ったところです。
先に結論を簡単に言うと、まだまだ課題は多いですけど、今後の発展に期待という感じですね。
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購入

招待制で販売されているAIスピーカーのAlexaシリーズですが、テンバイヤー防止のための戦略なんでしょうか?

私の場合は招待メールを一か月近く待ちましたが、注文して翌日には入手できました。必要に応じてあとからBluetoothスピーカーを接続できるということでしたので、スピーカー部分には期待せず、一番小さくて安いEcho Dotを選択すれば充分と考えることにしました。

セットアップ

セットアップには、スマホが必要です。

基本的には、これだけで使えるようになります。Echo Dotにはバッテリーが内蔵されていないので、常にコンセントとつながっていなくてはなりません。電源はUSBのミニプラグです。一度設定すれば、電源を適当に抜いてほかの場所に移動しても大丈夫です。

設定

私は、「設定」⇒「音声ショッピング」の設定は、無効にしてあります。テレビの音声で一斉に購入動作をしてしまう、などというニュースもでていますが、明示的に無効にできるので、この点は心配いらないと思います。Amazon Music Unlimitedの会員に安く(¥380/月)加入できるようなのですが、今のところ試していません。今後試してみようと思います。
www.amazon.co.jp

何に使う?

音声アシスタントに「Alexa、今日の天気は?」などと聞いてみれば、いま自分がいる地域の天気予報、気温を教えてくれます。「Alexa、今何時?」「Alexa、3分たったら教えて」なども普通に対処してくれます。Googleのアカウントを登録することで、Googleカレンダーへの予定入力、今日の予定の確認なども応じてくれます。Siriとは違って、ひとつづきの応答であれば、いちいちAlexaの名前を呼ばなくても対応してくれます。

ただ、どの機能も、スマホがあるのだからそれでいいのでは?と思わないではいられません。モニターもタッチパネルもなく音声の入出力のみ、という点が、スマートスピーカーの厳しい現実だと思います。話しかけるまで何ができるか(できないか)わかりませんし、Alexaの応答も、集中して静かにじっと聴いていなければなりません。

いつ使う?

つまり、スマホを取り出せないシチュエーションで使うのが良いのでしょうか。ものぐさな気分のときとか、両手がふさがっているときとか。

枕元においておけば、手を伸ばさなくても今日の天気が聞けます(ただし、声を出すので目は覚めてしまいますが)。キッチンにおいておけば、料理をしながら応答してくれるかもしれません。玄関においておけば、暗くても明かりをつけてくれる…… かもしれません(別のデバイスが必要ですが)。Alexaには複数の動作をセットにしておく「定型アクション」という機能があるので、明かりをつけて、エアコンつけて、テレビをつけてくれる(リモコン操作はできるのかな?)なども、アイディアとしてはありかもしれません。

エコシステムとしてはどうなっているの?

音声は、たぶんAmazonに送られて、AWS Lexほかの機能を使って実装されていると思います。となると、Amazonとしてはずっとインフラ料金がかかりつづけていることになります。私は買い物はしないし、Amazon Musicの有料会員にもならないのだとすると、Amazonはどこで儲けるのでしょうか。ここがちょっと不思議なところです。ユーザーを囲いこんでしまえばなんとかなる作戦なのかもしれませんけれど、スマホほど便利ではない状況を考えると、すぐには稼げる商品ではないのでは?と想像します。

ただ、Alexaスキルはスマホのアプリから追加可能ですし、サードパーティにも開発可能です。
developer.amazon.com

ですから、Amazonとしては一種の経済圏を作り上げてしまってあとからマネタイズする戦略なのかもしれません。何かアイディアがあれば私も作ってみたいところではあります。「Alexa、今日会社休むよ」「わかりました、風邪をひいたことにしてメール送っておきます」などとベットのなかからやりとりできると、面白いかもしれません。

Amazon Echo Dot (Newモデル)、ブラック

Amazon Echo Dot (Newモデル)、ブラック